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「自己変革3つのステップ」

2013年03月07日

「一票の格差」は本当か?

ニュースによると、昨年12月の衆議院選挙に対して、
東京高裁に続いて札幌高裁も違憲判決を出しました。


「一票の格差」の是正を国会が怠っているとして、
国政を糾弾したことになります。


ただ選挙結果そのものは有効であるとしました。


無用な混乱を避けるためではありますが、
司法としては「もういい加減にしてくれよ」
といったところでしょうか。

 


さて、
当たり前のように言われる「一票の格差」ですが、
本当に格差があるのでしょうか?


「何を寝ぼけているの?
新聞にも書かれているように、
明らかに差があるじゃないの!?」


たしかに、そう書かれていますね。


国会議員を1人選ぶのに必要な票数が、
選挙区によって5倍以上も差があるのだとか。


それはわかっています。


わかっていながら、問題を提起しているのです。


その価値観は絶対的に正しいものですか?

 


この「一票の格差」に関する新聞記事に、
一票の価値が最も軽いとされる選挙区の
住民の声が載っていました。


子育て中の世帯が多く、その声が反映されないのは
おかしいというものでした。



気持ちはわかりますが、
これっておかしくありませんか?


まず、国政は子育てのみに関与するものではないし、
子育て世代の人たちが、国政に対して
より正しい認識があるわけでもありませんから。



言い分をわかりやすくするために、
極端な例を作りましょうか。


3つの選挙区しかなく、1つは選挙民が50万人いて、
子育て世代の人が多いA選挙区です。


残りの2つは選挙民が10万人で、
老人が多いBとC選挙区としましょう。


1選挙区で1人しか選ばれませんから、
議員は3人です。


A選挙区の代表は、子育て支援の予算案を出しますが、
BC選挙区の議員はこれに反対し、
高齢者支援の予算を通します。


どうでしょう?


本当なら子育て世代が多いのだから、
その声が反映されるべき。


こういう論理から、「一票の格差」があると
国民の声が正しく反映されないから良くない
と思っていませんか?


 

もしそうだとしたら、3つの疑問が出てきます。

 


1つは、「国会議員は何の代表なのか?」
ということです。



多数派住民の利益代表なのでしょうか?


もしそうだとすると、
少数派は疎外されることになります。


そんな社会が、私たちが望む社会なのでしょうか?



利益を享受する人口が多いか少ないかという以前に、
国としてどうあるべきかというプランがあって、
場合によっては多数派に我慢を強いることもある。


それがまっとうな政治だとは思いませんか?


実際に法律では、国会議員は国民の代表であって、
選挙区の住民の代理ではないことが明記されています。

 


もう1つは、国会議員が地域の利益代表でもあるなら、
「地域割りすることこそ公平ではないか?」
ということです。



もし人口によって議員数が割り振られるなら、
人口の多い地域が有利になります。


そして人口の一極集中に拍車がかかるでしょう。


それが国のあり方として、良いことなのでしょうか?


一極集中を是正したいなら、
地方に対して手厚くすることが重要です。


そのためには、
地方の代表者を相対的に多くすべきだ、
とも言えます。


少なくとも地域代表という意味を持たせるなら、
人口比例ではなく面積比例とか、
地方自治体単位比例にすべきでしょう。



それに、国民には移住の自由があります。


「一票の格差」が本当に不満なら、
一票の価値が大きくなる地方に住むという
選択肢もあるのです。


それなのに、どうして
そういう選択をしないのでしょう?


それは、様々なことを考えたとき、
一票の格差の不利益よりも、
そこで暮らす方が有利だと考えているからです。



あれもこれも自分が有利なようにというのは、
自己中心的にもほどがある、
と考えることもできますよね。

 


3つ目は、5倍までなら合憲だなんて、
その基準に何の根拠があるのか、ということです。



格差があってはならないというのが絶対的な真理なら、
格差が生まれてしまう選挙制度そのものが
おかしいのです。


したがって、
全国1選挙区にするしか方法はありません。


選挙区に分ける以上、
どうやったって格差は生まれるのですから。


それを「ある程度まではOK」というなら、
その限度を5倍じゃなく10倍にでも変更すれば
それだけで解決するではありませんか。



このように、
「一票の格差」と当たり前のように言っていますが、
これは絶対的な価値観ではない、と私は思います。


地域代表という意味を与えるなら、人口に関係なく
一定の地域に対して1議員を選ぶようにするのも、
公平だと言えるからです。


したがって、まず各選挙区に1議席を割り振るとした、
現行の区割り方法も間違いとは言い切れません。



いずれにせよ、何らかに決めなければならない、
ということはあるのでしょう。


ただそのとき、
「一票の格差」という価値観だけが絶対だと考えると、
狭量になりすぎる気がします。
 
posted by ジャンメダイ at 19:02| Comment(0) | メルマガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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