理想の自分と出合う。自分探しの方法が、ここにあります。

「自己変革3つのステップ」

2010年07月06日

愛されることと愛すること

  ちょっと前に、近畿地方のプロテスタント教会に、
  消化器が投げ込まれるなどの連続事件がありました。

  その犯人が捕まったようです。

  彼は、心の悩みを抱えていたときに教会の牧師と出会い、
  優しくされて心を開き、教会に通うようになりました。

  その牧師が急にアメリカに留学することとなり、
  見捨てられたような気持ちになったことが原因だとか。

  身の回りに不幸なことが起こったことに対しても、
  「自分はこれだけ神を信じてきたのに」と恨みを増したそうです。

  この犯人の動機をニュースで知って、様々なことを考えました。
  今回は、そのことを書いてみます。



  まず、牧師がどんなことを教えてきたのかということです。

  「信じなさい。そうすれば救われます。」
  キリスト教の教会ではよく、こう言われますよね。

  でも、これって本当に神の愛でしょうか?


  私はこれは、単に取引に過ぎないと考えています。

  だってそうではありませんか?

  「信じる→救う」「信じない→救わない」
  「お金を払う→この商品をあげる」「払わない→あげない」

  商売とどこが異なるのでしょう?

  無条件の愛と言いながら、はっきりと条件を付けています。


  だから犯人は、救われたくて一所懸命に協会活動をしたのです。
  そしてその対価は、牧師から認めてもらうことだったのです。

  その牧師が急にいなくなったのですから、
  詐欺にあったようなものです。

  信じさせておいて、救ってくれない。
  金だけ出させておいて、商品を渡さない。

  同じことですよね。



  そもそもの間違いは、取引を愛と勘違いさせたことです。
  また、この犯人が愛と依存を勘違いしたことだと思います。


  犯人は、誰かから愛されたいと思っていたのでしょう。
  そのときたまたま、優しくしてくれる牧師と出会ったのです。

  おそらくその牧師は、彼を愛したのでしょう。
  しかし、同時に彼が自分に依存するがままにしておいたのです。

  牧師から誉められたとき、彼は気持ちよくなったのでしょう。
  自分の存在が受け入れられたことで、安心感を得られたのです。


  でもその関係を続けることで、彼は牧師に依存し続けました。
  牧師なしには生きて行けなくなったのです。

  親にとって、どんなに怒っても慕ってくる子供は可愛いものです。
  でもそれは、子どもが親を愛しているからではありません。

  子どもは、不安でたまらないのです。

  だから溺れる者が何かをつかもうとするように、
  親にしがみつくのです。

  子供は、愛を求めて親に依存するようになります。
  そして親もまた、依存されることで自分の重要感を感じます。

  こうなると、親もその子に依存しやすくなります。
  これが進むと、相互依存と呼ばれる精神的な病になるのです。


  この牧師は、どうして彼を突き放さなかったのでしょうか?

  おそらく彼から慕われることで、
  自分を満足させていたのではないかと思われます。

  でもそれは、本当に彼を愛したことになるのでしょうか?


  愛とは、相手が自立して、
  自由であることを喜ぶものではないでしょうか?

  相手が自分に依存しているということは、
  相手は相手らしく生きていません。

  依存する対象に気に入られるようにしたがるからです。


  犯人は、教会活動に熱心だったと言います。
  しかしそれは、おそらく彼の本意ではなかったのでしょう。

  彼はただ、牧師に気に入られたくてそうしたのです。
  それは依存からであり、そのことによって愛を得たかったのです。


  牧師は、彼を愛したかったのでしょう。
  彼もまた、牧師から愛されたかったのでしょう。

  しかし結果は、相互に依存するだけで終わったのです。
  この事件は、ある意味で必然だったと言えるでしょう。


  愛するとは、相手を自分の言いなりにさせることではありません。
  相手が相手らしく、自由に生きることを共に喜ぶことです。

  愛されるとは、相手に気に入られることではありません。
  自分らしく生きることを、サポートしてもらうことです。


  依存したくなるのは、心に不安があるからです。
  その不安を癒して、不安になる原因を取り除く必要があります。

  人は本来、絶対的な安心感の中にあるのです。
  それを保証しているのが神の愛だと、私は思うのです。


posted by ジャンメダイ at 17:57| Comment(0) | オリジナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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