理想の自分と出合う。自分探しの方法が、ここにあります。

「自己変革3つのステップ」

2011年11月29日

信じています

 ■生き方を学ぶ物語の紹介   オフィシャルWEBサイトより


  今日は、私が創作した物語をお読みください。



  「アー、あったまくるー!」

  サトコは髪を掻きむしるようにしながら叫んだ。

  「なんで裏切るのよー!?どいつも、こいつも。」

  付き合って3ヶ月になる恋人が、
  浮気をしていたことが発覚したのだ。

  つまり二股をかけられていたということ。


  サトコにとって、
  それは初めての経験ではなかった。

  20歳で付き合った男は、付き合い始めて
  1ヶ月ほどで結婚していることがわかった。

  10歳年上の彼は、奥さんも子供もいるのに、
  サトコに声を掛けてきたのだ。

  そのことを指摘すると、彼は言った。

  「サトコのことは本気なんだ。
   妻とはうまく行ってないし、
   いずれ別れるつもりだから。」

  サトコは呆れて、その男とはすぐに別れた。


  その次は、5歳年下の男だった。

  まだ23歳だったサトコにとって、
  子どものようなかわいらしさがあった。

  しかし彼は、まだまだ遊びたい盛りだった。

  大学のコンパにしょっちゅう参加しては、
  朝まで遊んでいた。

  付き合って1年くらいしたころ、
  彼の携帯を見ると、女性からのメールが
  たくさん入っていた。

  それがすべてデートの約束なのだ。

  サトコは、彼に迫った。

  「複数の女と付き合いたいなら別れるわ。
   どうする?」

  彼はあっさりと身を引いた。


  「歳上すぎるのも、年下もダメ。
   やっぱり同年代が価値観が合っていいのよ。」

  そして付き合い始めたのが、今の彼氏だった。

  けれどわずか3ヶ月で、その期待も裏切られた。

  しかも浮気相手は、同じ会社のサトコの後輩。

  バレないはずがないではないか。

  「ふざけてる!まったくバカにしてるわよ。」

  サトコの怒りは収まらなかった。


  サトコは彼氏を呼び出すと、
  誕生日のお祝いにもらったピアスを
  投げつけて返した。

  「それは返すわ。もう、これっきりね。」

  彼は追いすがったが、
  サトコは未練なく彼の手を振りほどいた。

  「これ以上、みじめになるのはまっぴらよ。」

  そう固く心に誓いながら、
  ずんずんと歩いていった。


  あきらめたのか、彼はそれ以上、
  追いかけて来なかった。

  しばらく歩くと、
  路肩に座っている男の姿が見えた。

  どうやら自分が書いた色紙を売っているようだ。

  手書きで「占い」と書かれた紙も置いてあった。

  サトコはその文字を見て、ふと足を止めた。

  「私、男運が悪いのかもしれない。
   占ってもらおうかな。」


  男の前に立つと、男が口を開いた。

  「占ってもらいたいのかな?
   どうやら男運が悪いと見える。」

  あまりに図星だったので、サトコは驚いた。

  「ウソッ?わかるの?」

  「わかるさ。そなたの顔に書いてある。」

  見たところ50がらみのような、
  薄汚れた感じの男だった。


  しばらくじっとサトコの顔を見たあとで、
  男はおもむろに言った。

  「そなた、犬以下じゃな。
   信じることができないようじゃ。」

  犬以下と言われたことも頭に来たが、それ以上に
  「信じることができない」という言葉に
  サトコはキレた。

  「何言ってんのよ!
   私が信じることができないですって!?
   冗談じゃない。
   いつもいつも、信じて信じてきたのに。
   それなのに裏切られ続けたのよ。
   それともなに?私が悪いとでも言うの!?」

  目の前でサトコが興奮しているのに、
  男は冷静なままだった。

  「なあに、真実を見たくないなら、
   見なくてもかまわん。そなたの自由じゃ。
   でもな、そなたが自分の運を変えたいのなら、
   まずは真実に目を向けることじゃよ。」

  サトコは、男の言葉を受け入れる気持ちなど
  まったくなかった。

  「いくらなの!?」

  さっさと支払って、その場を離れたかった。

  「お代は、そなたが払いたくなったときでよい。
   いつかわかるじゃろうからな。」

  そう言うと男は、静かに微笑むのだった。

  そっちがそう言うならと、
  サトコはフンとばかりに男の前を立ち去った。



  サトコが部屋に戻ると、愛犬のチロが
  尻尾を振りながら飛びついてきた。

  「チロー、お前だけだよ、私を裏切らないのは。」

  チロに顔を近づけ、舐めるがままにさせた。

  自分がどんなに遅くなっても、
  チロはこうして待っているのだろう。

  愛犬ハチ公の話もあるが、
  チロだって負けてはいない。


  ふと、サトコは考えてみた。

  「もし私が何かあって戻って来なかったら、
   チロはどう思うのだろう?」

  「まさか「サトコのやつ、裏切りやがってー!」
   なんて怒らないよねー。
   やっぱりチロはかわいいなあ。」


  そこまで考えた時、
  何か忘れていることがあるような気がした。

  「犬のチロは、裏切られても裏切られても、
   それでも信じ抜くということなのだろうか?」

  「ひょっとしたら、
   それが本当に信じるということ?」

  「犬以下だ」と言われた占い師の言葉が
  サトコの脳裏に蘇ってきた。

  「でも、でも、実際にアイツらが
   私を裏切ったんじゃないの。
   裏切られなかったら、信じていられたのに。」

  そう心の中で言ってみたものの、
  どうも釈然としない。

  「私はチロのことを絶対に裏切らないし。
   だからチロだって...。」

  「チロは、それがわかっていて
   私を信じているわけじゃ...ないか。」

  サトコのことを心配するかのように、
  チロはサトコを見つめていた。

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2011年11月26日

常識の虜

 ■生き方を学ぶ物語の紹介   オフィシャルWEBサイトより


  今日は、私が創作した物語をお読みください。



  「おい、ヒトミ!なんだそれは!?」

  サトシは自分の唇を指差しながら、
  高校3年生になる一人っ子のヒトミを叱った。

  「うっせーなー、朝っぱらから。
   いちいち怒鳴るんじゃねーよ!」

  「それが親に向かって言う言葉か!?
   もっと身なりをきちんとしろ。」

  ヒトミはサトシを睨みつけながら、
  食事もそこそこに出かけて行った。

  「まったく、なんてやつだ。
   あいつ、今度は唇にピアスをしていたぞ。
   お前はなぜ注意しないんだ!?」

  怒りの矛先は、妻のユウコに向かった。

  「注意したわよ。だってあの子、
   私の言うことなんかちっとも聞かないのよ。
   あなたはいつも残業とか言って帰るの遅いし。」


  とんだやぶ蛇になりそうな気がして、
  サトシはあわてて会社へ出かけることにした。

  「フーっ、やばいやばい。また帰宅が遅いのを
   咎められるところだった。」

  サトシには、少し後ろめたさもあったのだ。

  帰宅が遅いのは残業ばかりではなく、
  付き合いだと言って飲んで帰ることが
  多かったからだ。


  自宅を出て駅に向かう途中で、
  いきなり空から眩しい物体が降りてきた。

  「なんだあれは!?」

  声を出す間もなくサトシは、
  まばゆい光線の中に包まれた。

  そして段々と気が遠くなり、
  いつしか気を失ってしまった。



  ふと目が覚めると、サトシは大勢の人に
  取り囲まれているのがわかった。

  眼の前の男は、不思議そうな顔をしながら、
  サトシの顔を覗き込んでいた。

  「いったい、ここはどこなんだ?」

  そうつぶやきながら、サトシは体を起こした。


  すると目の前の男が言った。

  「お前、どうしてピアスをしていない?」

  いったい何を言っているのか、
  サトシにはわからなかった。

  「どうしてピアスをしないのかと
   尋ねたのだ。答えろ!」

  男の強い口調に促されて、サトシは答えた。

  「あのー、えー、だって普通、
   男はピアスしないでしょ。」

  そう答えながら目の前の数人を見ると、
  みなピアスをしているのだった。

  耳だけではなく、唇に、鼻に、舌に、まぶたに。

  「オレはいったい、どこへ来たのだろう?」

  サトシは段々と不安になっていった。


  眼の前の男は、哀れそうな顔になって言った。

  「お前は本当に常識のないヤツだな。
   男はみんな、ピアスをするもんだよ。
   ほら、周りの連中を見てみるがいい。」

  そうは言われても、サトシは納得できなかった。

  「だってピアスなんて不要だし、
   そんなことで目立ってどうするんだい?」

  目の前の男は、さらに哀れんだ様子で言った。

  「本当にお前はバカだな。
   ピアスの穴を開けるのは、
   痛さに耐える強さの象徴だ。
   だから、多ければ多いほどいいし、
   大きければ大きいほど良い。
   男なら当然だろう?」

  「それに目立たないでどうするんだい?
   目立たないということは、
   いないのと同じじゃないか?」

  別の男が割り込んで、そう言った。

  サトシは、答に窮してしまった。


  その後も、取り囲んだ男たちは
  サトシに罵声を浴びせた。

  「役立たず!」「意気地なし!」
  「それでも男か!?」

  悔しかったが、気持ちは言葉にならなかった。

  ただただ、逃げ出したくてしょうがなかった。


  そのときまた、例のまばゆい光線が
  サトシの頭上から降り注いできた。

  そしてサトシの体全体を包んだかと思うと、
  また段々と意識が遠のいていった。



  ふと気がつくと、
  サトシはベッドの上に横たわっていた。

  枕元の目覚まし時計が、
  「早く起きろ!」とばかりに鳴っている。

  「あれは夢だったのか?」

  そう思いながらベルを止めると、
  サトシは起き上がって身支度を整えた。


  リビングへ行くと、
  ユウコが朝食の準備をしていた。

  ヒトミはすでに食べ始めている。

  いつもながらの、我が家の朝だった。


  ふと、ヒトミの唇に
  ピアスが輝いていることに気づいた。

  それを見た時、なぜか怒りよりも
  笑いが込み上げてきた。

  「ヒトミ、唇にピアスをつけたんだな。
   それ、強さの象徴らしいぞ。」

  そう言って笑うサトシを見て、ヒトミが言った。

  「アッタマ、おかしいんじゃねえの?」

  「なあに、目立つのはいいことだよ。
   目立たなかったら、
   存在する意味がないものなあ。」

  サトシのその言葉を聞くと、ヒトミは
  自分の頭の上で指をくるくる回して見せた。

  「あいつ、今日変だぜ。じゃあ行ってくる。」

  そうユウコに対して言うと、
  ヒトミは学校へ出かけて行った。


  ユウコは、サトシに向かって言った。

  「あなた、大丈夫?」

  サトシは答えた。

  「ああ、大丈夫だよ。
   常識なんて、いろいろだからなあ。」

  「よくわかんないけど、まあいいわ。
   そんな風に穏やかな感じのあなたを見るのは、
   本当に久しぶりだから。」

  ユウコは嬉しそうにそう言うと、
  サトシの前に目玉焼きの皿を置いた。

ラベル:物語 常識 価値観
posted by ジャンメダイ at 19:06| Comment(2) | メルマガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月23日

離婚で解決

 ■離婚が待てずイライラ   読売新聞・人生案内より


  今日は、人生相談からです。


  相談者は、40代のパート女性。

  愛情がなくなった夫との離婚についての相談です。



  ご主人は自営業ですが、
  ここ数年は仕事が少ないそうです。


  ひどいときは2〜3ヶ月生活費がないということも。


  家のローンもあり、家計が苦しいと伝えても、
  「好きな仕事しかしない」と言う始末。


  しかも仕事で必要な経費や
  買い物用に預けたお金を使い込んだり、
  キャッシングしてまでパチンコをするそうです。


  結婚して20年ですが、
  昔からご主人は八つ当たりをし、
  子育てにも関心を示さないなど、
  やりにくい人だったと言います。


  家族を養う気もないのだとわかって、
  本当に嫌になったそうです。


  相談者は離婚を考えており、
  ご主人も別れてもよいと思っているとか。


  ただ家を手放したくないけど、
  相談者のパート収入だけでは無理。


  下の子が社会人になる5年後まで、
  我慢するしかないと思っているそうです。


  しかし、いつもイライラして
  5年も過ごすことを考えると、
  おかしくなってしまいそうだとか。


  どうすれば良いか、という相談です。



  回答者の土肥幸代さんは、
  1日も早く離婚し、自立することを勧めます。


  ます、愛情が湧かないご主人との生活に、
  5年も耐えられないだろうと言います。


  ご主人と協力して
  苦境を乗り切るつもりもないのなら、
  これから経済状況がさらに悪くなったら
  どうするのかと。


  また、今は離婚に同意しそうなご主人も、
  5年後にどうなるかわからないと言います。


  ご主人の気が変わらないうちに
  離婚の話し合いを進め、財産を分け、
  さっさと再出発する方が賢明だと
  アドバイスします。



  相談者の言い分のみ信じれば、
  当然のアドバイスかもしれませんね。


  離婚を決めているのなら、
  さっさと離婚した方が良いのです。


  しかし私は、この相談者の問題は、
  離婚しても解決しないだろうと思います。


  なぜなら、被害者意識に陥っているからです。



  相談者によれば、
  ご主人は家庭を顧みないひどい人で、
  すべての責任がご主人にあるかのようです。


  でもそれは、本当でしょうか?



  八つ当たりをするとか、
  子育てに関心を示さないなど、
  よくある話です。


  それだけでもって、
  ひどい夫だと言うことはできません。


  生活費を入れないことも、
  仕事が減っているのですから、
  入れたくても入れられないのではありませんか?


  「好きなことしかやらない」というのも、
  間違った選択ではありません。


  少なくとも長期的に見ると、
  大きく花開く要素があります。


  パチンコだって、がみがみうるさい妻に
  ストレスを感じてのことではないでしょうか?


  だとしたら、相談者の態度が、
  ひどいご主人を誘発しているとも言えます。



  このように、一概にご主人だけが悪いとは
  決められないと思います。


  それなのに相談者は、
  自分のことを反省するでもなく、
  ご主人だけを悪者にしています。


  だからご主人と別れれば、
  すべてが解決する
と思っているのです。



  もちろん直近の生活費の問題もあって、
  家を手放したくないと思うのでしょう。


  でもこれもおかしな話です。


  別れた後、どっちがその家に住むのか
  決まっているのでしょうか?


  場合によっては離婚後に売って、
  財産分与になるかもしれません。



  いずれにせよ、愛情を感じないご主人と
  見せかけの夫婦を5年演じることで、
  多少でも経済的な損失を少なくしたいと
  思っているのです。


  これはある意味で、
  詐欺と同じではありませんか?


  相談者はそんな生き方が、
  自分らしい生き方だと思うのでしょうか?



  この世で起こる出来事は、
  すべて必然でムダがありません。



  ご主人との関係がこうであるのも、
  それは相談者にとって有益なことだからです。


  まずは、相談者自身が見方を変えることです。


  そうしなければ、
  この問題の本質的な解決はありません。



  一時的に逃避することは可能です。


  またそれを、悪いこととは言いません。


  ただ、同じことが繰り返されるだけです。


  その不毛な経験を、まだ繰り返すのですか?


  それが自分らしい生き方だと?



  反射的に逃避しようとするのではなく、
  立ち止まって受け止めましょう。


  「この体験がもたらす良いことには、
   どんなことがあるだろう?」


  見方を変えることで、自分自身が変わります。


  自分が変われば、人生が変わるのです。

posted by ジャンメダイ at 15:53| Comment(0) | メルマガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月17日

夫の変態的な趣味

 ■アダルトサイト好きな夫   読売新聞・人生案内より


  今日は、人生相談からです。


  相談者は、60代の主婦。

  同じ60代の夫の趣味についての相談です。



  酒もタバコもやらないご主人ですが、
  数年前からパソコンでアダルトサイトを
  見ているそうです。


  ご主人に「見てほしくない」と注意したけど、
  「たまには良いだろう」との返事。


  ショックだったそうです。


  我慢を重ねてきたけど、その後も
  変態ともいえるご主人の趣味は続いている様子。


  ある日、部屋を除くと、イヤホンをして
  いかがわしい画像を見ているご主人の姿が。


  体が震えて呆然とし、翌日からは
  ご主人と口もきけないほどに。


  胸の内を伝えても「誰にも迷惑をかけていない」と
  逆ギレされるだけ。


  できれば離婚せずに円満に生涯を終えたいのだが、
  という相談です。



  回答者の野村総一郎さんは、
  ご主人の考えもわかると理解してみせますが、
  すぐに甘すぎたと訂正します。


  そして「誰にも迷惑をかけていない」という
  ご主人の言葉が間違っていることを指摘します。


  なぜなら相談者に多大な迷惑をかけているからと。


  相談者の苦しみをわかっていないから、
  そういう行動を取るのだと言います。


  我慢を重ねる必要はなく、
  むしろ徹底的に相談者の苦痛を
  わからせるべきだと説明します。


  方法は、正面きって心情を伝えるという
  正攻法が一番だと。


  「やめないなら娘に言う」と脅すのもありですが、
  むしろ「残りの人生、ともに仲良く暮らしたい」
  という言葉を添える方が、
  ご主人の心を動かすだろうとアドバイスします。



  解決しても解決しなくてもかまわない立場なら、
  こういう賭けをしてはどうかとアドバイスするのも
  ありなのでしょうね。


  もしご主人が、「だったらお前が考え方を変えて、
  これくらいは認めたらどうだ?」と切り返されたら
  どうしますか?


  「お前が勝手に嫌がっているだけなのだから、
  嫌なら見なければ良いだろう。」と言われたら?


  そういうことも踏まえた上で、
  上記のアドバイスをしなければ
  役には立たないでしょう。



  ご主人の言っていることは、正しいことです。


  ただし、ご主人の価値観に従えばという
  条件付きですが。


  相談者の言っていることも、正しいことです。


  これもただし、相談者の価値観に従うという
  条件付きです。


  お互いが自分の価値観で正しいと思い、
  相手こそが変わるべきだと主張しているのです。


  そんな主張を正面からぶつけ合って、
  解決するでしょうか?


  たいていは解決せず、
  エスカレートするだけですよ。


  それが歴史の示すところです。



  回答者は、ご主人は相談者に
  迷惑をかけていると断定しますが、
  はたしてそうでしょうか?


  もしその理屈が通るなら、
  クラシック音楽を聞くとイライラする妻に対して、
  その音楽鑑賞を趣味とする夫は
  迷惑をかけることになるのでしょうか?


  それは悪いことでしょうか?


  被害者になるかどうかを決めるのは、
  あくまでも被害者自身です。




  人生において与えられた環境は、
  すべて自分のためにあります。


  相談者にとってはご主人やご主人の態度も、
  その環境の一要素に過ぎません。


  立場を変えれば、ご主人にとっては相談者が、
  その一要素なのです。


  ここは相談者がどうすればと相談したのですから、
  相談者のことを考えてみましょう。



  まず、なぜそんなにご主人の趣味が
  許せないのでしょうか?


  おそらく、そんなことをこれまで、
  考えたことすらないでしょう。


  「いかがわしい」「変態」などと
  レッテルを張った瞬間から、
  思考はストップしているのです。


  愛するご主人のことを理解したいのですか?


  問われているのは、相談者の態度です。



  なぜ自分はそんなにまで嫌うのだろうか?


  そう考えることで、
  過去のトラウマに気づくかもしれません。


  そしてそれが解決すれば、ご主人がそのきっかけを
  与えてくれた
ことになります。


  ご主人のことを、よりいっそう愛しく
  感じられるでしょうね。


  そうなりたくはないのですか?



  次に、仮に嫌う理由を探したくないとしても、
  ご主人がご主人らしく生きることが、
  そんなに認められないことなのでしょうか?


  自分は自分、ご主人はご主人でしょう。


  それぞれ考え方や個性が異なって当然です。


  自分がご主人の趣味を嫌うことは自由です。


  でも、ご主人が何を好むかを
  決める権利はありません。


  そしてそれは、不可能なことです。



  自分にできないことで心を煩わせるのは、
  馬鹿らしいことです。


  明日の天気が気になって眠れないのと同様に、
  愚かなことです。


  私達にできるのは、
  晴れたらこうする、雨ならこうすると
  万全の準備をするだけではありませんか。


  「私は晴れが好きなのに、どうして雨なんだ!」と
  天を批判して、それで解決しますか?



  被害者になって誰かを恨み、
  鬱々と人生を過ごすのが好きなら、
  そういう選択肢もあるでしょう。


  逆に許し、認め、愛する人生を送るという
  選択肢もあります。


  どの選択肢を選ぶか、それはあなた次第です。


  あなたは、あなたの人生において、
  いつでも自由なのです。

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2011年11月15日

食事のマナー

 ■結婚ためらう食事マナー   読売新聞・人生案内より


  今日は、人生相談からです。


  相談者は、30代前半の女性。

  最近プロポーズされた男性についての相談です。



  2年ほど交際している同年代の男性ですが、
  食事マナーが気になるのだそうです。


  食べるときに口を開けて
  クチャクチャと音を立てるのだとか。


  結婚を意識しながら付き合ってきたものの、
  返事をためらってしまうようです。


  最近はなるべく、食事を済ませてから
  会うようにしていたそうです。


  でも結婚すれば、そうすることもできません。


  過去に一度、
  やんわりと注意したことはあるそうです。


  でも本人がマナーを意識していないようで、
  改善されなかったとか。


  あまり強く言って
  関係がおかしくなるのも嫌なので、
  どう伝えれば傷つけずに改善させられるか
  という相談です。



  回答者の最相葉月さんは、
  自身の箸使いのエピソードを話します。


  家人に矯正されるまで間違っていて、
  その原因は台湾から引き上げてきた
  両親にあったと。


  さんざん笑われていたことを思うと恥ずかしいが、
  両親を責める気にはなれないと言います。


  恥をかかないよう注意してくれた家人には、
  感謝しているそうです。


  このように、マナーを強制することは
  相手を傷つけることではなく、
  むしろ傷つけないようにするためだと説明します。


  マナーを知らずに他人から笑われる彼の姿を
  想像すると悲しくなるはず。


  愛すればこその忠告だと。


  その思いで伝えれば、
  きっと受け入れてくれるはずとアドバイスします。



  みごとに常識のレトリックにひかかった
  アドバイスと申し上げる他ありません。


  マナーとは、要は暗黙のルールのようなもの。


  その本質は、相手への思いやりです。


  ルールを定めるとルールがひとり歩きをし、
  ルール最優先になってしまいます。


  ルールの本質にある「思いやる心」を置き忘れて。



  まずこの相談には、3つの大きな過ちがあります。


  まず第1に、正直に彼に話ができないことです。


  結婚を考える相手に、どうして言えないのですか?


  おそらくそれは
  失うことへの恐れ(不安)でしょう。


  その恐れが自分を縛り付け、
  自分らしく生きる自由を奪っています。


  依存からは本物の愛は生まれません。



  第2に、彼の食べ方が絶対的に正しくないという
  決め付け
です。


  どうしてクチャクチャと音を立てて食べては
  いけないのですか?


  たとえば他の国の人は、日本人がラーメンなど
  すすって食べるのを嫌います。


  日本の常識は必ずしも世界の常識ではありません。


  クチャクチャ音を立てるのを
  汚いと考える人もいれば、
  美味しそうに食べていると思う人も
  いるかもしれません。


  考え方や感じ方は、人ぞれぞれなのです。


  大多数の人がそれを好まないかもしれない。


  そのことを受け入れることは重要ですが、
  だからといってそれが
  間違っていることではないのです。



  第3に、彼の行動を
  矯正しようとしている
ことです。


  いつも言うように、
  他人を変えることはできません。


  他人は、自ら変わろうとしたときにだけ
  変わるのです。


  これはすなわち、変わるかどうかを
  彼自身に任せなさい
ということです。



  彼の食べ方が生理的に好きじゃないとしたら、
  その気持はわかります。


  そして、そう感じることは相談者の自由です。


  なぜそう感じるのかを追求して、
  原因を探し、相談者自身がそう感じないように
  自らを改めることもできるでしょう。


  また、彼に相談者の感じ方を正直に伝え、
  結婚してもその食べ方は見たくないから、
  食事は別々で良いかと尋ねることもできます。


  結婚したら、絶対に食事を
  一緒にしなければならないのですか?


  「申し訳ないけど」と許しを請うて、
  彼に譲歩を願うのです。


  彼がそれを認めないなら、
  結婚を諦めるか、それとも自分が折れて
  彼の食べ方を受け入れるかの、
  どちらかしかないでしょう。


  執着さえなければ、簡単な選択ですよ。



  彼を愛することにするなら、
  彼のすべてを受け入れることです。


  その中には嫌な部分もあるでしょうけど、
  それを含めて全てを受け入れてこそ愛です。


  彼が見せる嫌なものの中に、
  自分が成長するためのきっかけが
  含まれているかもしれません。


  それがわかれば、どんなものも贈物
  ありがたく受け入れられると思います。



  それができないのなら、自分はまだ
  人を愛せないのだと自覚すべきでしょうね。


  本気で愛せる人間になりたいなら、
  それに気づかせてくれた彼に感謝すべきでしょう。


  何もいっぺんに
  最高の自分に到達しなくて良いのです。


  気が済むまで現状の自分を味わい、
  変えたい部分を変えながら、
  自分らしい理想の自分へと近づくこと。


  それが人生なのです。

posted by ジャンメダイ at 18:04| Comment(0) | メルマガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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